熱々のiPhoneを冷蔵庫などに入れないでください!!
iPhoneを修理させていただいているとよく耳にします。
「iPhoneが熱くなったから、冷蔵庫に保管したら起動しなくなった・・・」
や
「発熱がすごいのでiPhoneの下に保冷剤を置いて冷やしたら、起動しなくなった」
などなど・・・
絶対にしてはいけません!!!
気持ちはすごくわかります、私も以前していたタイプなので💦
でも、よくよく考えると、だめだという理由がわかると思います。
まず前提として、iPhoneは密閉されているとはいえ、真空ではありません。
すなわち
真空であれば、熱が伝わる酸素の存在がないので
保冷剤を仮に充てたとしても、熱が伝導しないので、問題ありません。
しかし真空ではなく、耐水シートを張っているとはいえ
空気は入っています。
しかも、その中には超微細ではありますが、水分も含まれています。
分かりやすい例えだと、例えば冬場の寒い日の家を思い出してください。
寒いので暖房を入れると思います。
暖房を入れて少し時間がたつとどうなりますでしょうか
そうです、内側(家の中)に水滴が発生しますよね
よく聞く言葉だと「結露」しますよね。
これと同じ現象がiPhoneの機械の中で発生します。
保冷剤や冷蔵庫の中 = 先ほどの説明でいう「冬場の寒い日」です。
加熱したiPhone = 暖房の効いた暖かい部屋
この条件が揃った瞬間、iPhoneの内部に「結露」が発生し始めます。
するとどうなるでしょうか・・・
仮に水の中に落としていなくても
iPhoneの内部は水没させたのと同等の状況になります。
すると、結果は火を見るよりも明らかですね!
iPhoneの内部に水がたまり、何かの拍子に基板に接触
↓
接触した水の影響で、基板内で配線パターンや
ICチップの一部と水が、接触し内部ショートが発生
↓
結果、突然電源が落ちてしまい、それ以降起動できなくなる。
いかがでしたでしょうか、こんな危険を冒してまで、急激に冷やしたいでしょうか?
冷やすことはいいんです、熱々のままだと、逆に基板上のICの耐熱温度を超過して破損します。
iPhoneだけではなく、SwitchもiPadも電子部品が乗っていて、熱くなるものはすべてそうです。
問題は冷やし方です。
保冷剤や冷蔵では、温度差があまりにも大きいため、結露が発生します。
なので理想は、扇風機などで風を当ててあげることです。
スマホを使用する予定がないのであれば、電源をオフにしてあげると、より早く熱が逃げていきます。
さらに、カバーをつけているならば、カバーを外してあげましょう。
それでも、もしやってしまった( ノД`)シクシク…
という方は、スマップル宮崎店へご相談ください!
もちろん中の基板がさびさびになってしまっていたりすると、復旧が困難なものもあります。
しかし、最初からあきらめるのではなく、相談してみるだけしてみて
それから決めていただくでも大丈夫です!
営業時間も9時から20時になったので
ご来店時間にも少し余裕が生まれたと思います!
ぜひ一度お越しください。
場所は、宮崎駅のすぐ目の前です!